飲食店のインスタ運用は何から始める?プロフィールから広告までの手順
「Instagramを頑張っているのに集客につながらない」「何を投稿すればいいのか分からない」——飲食店のInstagram運用で、こうした悩みを抱えているオーナー・店長の方は非常に多いです。
実は、Instagramで成果を出しているお店ほど、投稿以外の部分に力を入れています。「Instagramを頑張れば勝手に集客できる」わけではないのです。
この記事では、飲食店専門でSNS運用を行っている株式会社MeRISEの古市が、飲食店のInstagram運用を「何から、どの順番で進めればよいか」を手順に沿って整理して解説します。
この記事で分かること
- Instagram運用を始める前に決めるべきこと
- 集客につながるプロフィールとアカウント名の作り方
- 投稿内容・投稿文・ハイライトで押さえたいポイント
- 広告やインフルエンサーを使うタイミング
- 採用目的で運用する場合の発信内容
結論:投稿より先に「アカウントの土台」を整える
Instagramで成功しているお店の多くは、内装・料理・世界観まで含めて、お店づくりの段階から「SNSでどう見られるか」を意識しています。ただ、すでにお店を作ってしまったから無理、という話ではありません。大切なのは、今あるお店の魅力を正しく発信することです。
飲食店のInstagramは「小さなホームページ」と考えると分かりやすくなります。運用は、次の順番で進めるのがおすすめです。
| 手順 | やること |
|---|---|
| 1 | 運用の目的(集客か採用か)を決める |
| 2 | プロフィールを整える |
| 3 | アカウント名に検索キーワードを入れる |
| 4 | お店の強みを網羅する投稿をする |
| 5 | 投稿文で想いやこだわりを伝える |
| 6 | ハイライトを充実させる |
| 7 | アカウントが整ったら広告を活用する |
手順1:運用の目的を「集客」か「採用」かで決める

飲食店のInstagram運用の目的は、大きく「集客」と「採用」の2つに分かれます。まず、どちらを優先するのかを決めましょう。
| 目的 | ゴール |
|---|---|
| 集客 | アカウントを見た人が「お店に行きたい」と思う状態を作る |
| 採用 | 見た人が「ここで働く自分」を想像できる状態を作る |
多くのお店は集客が目的だと思います。ここからはまず集客目的の手順を解説し、採用目的の場合は後半で紹介します。
手順2:プロフィールで「どんなお店か」を伝える

多くのお店が投稿ばかりを気にしていますが、最初に整えるべきなのはプロフィールです。プロフィールを見た瞬間に「どんなお店なのか」が伝わらなければ、来店にはつながりません。
プロフィールに入れる3つの要素
- キャッチコピー
- お店の強み(箇条書き)
- 予約導線(ホットペッパーや食べログのURL)
強みの書き方の例
| 業態 | 強みの書き方の例 |
|---|---|
| 飲み放題が強みのお店 | 50種類以上のドリンク飲み放題/生ビール付き/1時間700円〜 |
| 海鮮居酒屋 | 産地直送の鮮魚を毎日仕入れ/市場直送の海鮮料理/コスパ抜群の海鮮居酒屋 |
プロフィールはシンプルで構いません。大切なのは分かりやすさです。
手順3:アカウント名に検索キーワードを入れる
意外と見落とされがちなのがアカウント名です。店名だけになっているケースが非常に多いのですが、Instagramの検索ではアカウント名も重要です。
| 例 | アカウント名 |
|---|---|
| 店名だけ | 〇〇居酒屋 |
| キーワードを入れた例 | 〇〇居酒屋|梅田居酒屋・焼肉・ディナー |
検索されたいキーワードを入れておくことで、お店が見つけてもらいやすくなります。
手順4:投稿は「お店の強み」を網羅する

何を投稿すればいいのかは、多くの方が悩むポイントです。よくあるのが「スタッフに踊ってもらう」「無理やりコント動画を作る」といった投稿です。お店によっては効果が出ることもありますが、多くの場合、まずやるべきことはそこではありません。
最優先は、お店の情報を網羅することです。まずは自分のお店の魅力を整理し、次のような内容を投稿しましょう。
- 看板メニュー
- 人気メニュー
- ドリンク
- 店内空間
- 個室
- カウンター
- テラス席
- 接客風景
- こだわり
「世界観づくり」と聞くと難しく感じるかもしれませんが、最初は料理・内装・ドリンク・スタッフ・利用シーンをしっかり投稿するだけで十分です。アカウントを開いたときに、どんなお店なのかが伝われば問題ありません。
1投稿に期待しすぎない
飲食店の投稿は、最初から何万回も再生されるものではありません。1投稿で100〜200人程度しか見られないことも珍しくありません。だからこそ、1本の投稿に期待しすぎず、アカウント全体を整えることを重視しましょう。
手順5:投稿文でこだわりや背景を伝える
写真だけ投稿して終わりになっていないでしょうか。投稿文は、お店の想いやこだわりを伝えられる貴重な場所です。
| 例 | 投稿文 |
|---|---|
| 伝わりにくい例 | 本日のおすすめです! |
| 伝わりやすい例 | 市場から仕入れた鮮魚を使用しています。仕入れ状況によって内容が変わるため、その日一番良い状態の魚を提供しています。 |
こうした背景を伝えるだけでも、印象は大きく変わります。
手順6:ハイライトに来店前の情報をまとめる

意外とよく見られているのがハイライトです。ホットペッパーや食べログに載せているような情報を、ここにまとめておきましょう。
- 店舗紹介
- メニュー
- 個室紹介
- アクセス
- 駅からの行き方
- 支払い方法
- よくある質問
手順7:アカウントが整ったら広告で認知を広げる

Instagramは、投稿だけで伸ばそうとするとかなり時間がかかります。アカウントが整ったら、広告を活用するのがおすすめです。Instagram広告は月数千円程度からでも始められます。地域のインフルエンサーに依頼するのも有効です。まずは認知を増やすことを意識しましょう。
採用目的で運用する場合のポイント
集客と採用では、運用方法が大きく変わります。採用の場合は「ここで働く自分を想像できるか」が重要です。求人媒体では伝えきれないリアルな雰囲気を見せられるのが、Instagramの強みです。
採用で効果的な投稿
- スタッフインタビュー
- 営業中の様子
- 仕込み風景
- 1日の流れ
- アルバイトスタッフの声
反響が大きかった採用コンテンツの例
過去に反響が大きかったのは、外国人のお客様に英語で接客している様子を撮影した動画です。特別な演出はなく、実際の営業風景を切り抜いて簡単なテロップを付けただけでしたが、10万回以上再生され、「こんな環境で働いてみたい」というコメントや問い合わせが集まりました。
採用においては、作り込んだ動画よりもリアルな現場の方が価値になることも多いのです。
よくある質問
Q. フォロワーが少なくても、Instagramで集客できますか?
飲食店の投稿は、最初から何万回も見られるものではなく、1投稿で100〜200人程度しか見られないことも珍しくありません。だからこそ1本の投稿に期待しすぎず、プロフィールやハイライトなどアカウント全体を整え、整った段階で広告や地域のインフルエンサーを使って認知を広げることが大切です。
Q. スタッフが踊る動画やコント動画は投稿した方がいいですか?
お店によっては効果が出ることもありますが、多くの場合、まずやるべきことではありません。最優先は、看板メニュー・ドリンク・店内空間・個室・接客風景など、お店の強みを網羅して投稿することです。
Q. 採用目的のアカウントでは、どんな動画が反応を得やすいですか?
作り込んだ動画よりも、リアルな現場の様子が価値になることが多いです。過去には、外国人のお客様に英語で接客している営業風景に簡単なテロップを付けただけの動画が10万回以上再生され、「こんな環境で働いてみたい」というコメントや問い合わせが集まりました。
Q. 投稿が止まってしまっても大丈夫?
結論として、投稿は続けた方が良いです。ただし、「投稿しなければ終わり」というわけではありません。プロフィールや過去の投稿がしっかり整っていれば、広告や検索経由でアカウントは機能し続けます。投稿が止まったことに悩みすぎず、まずは土台を作ることを優先しましょう。
まとめ:飲食店のInstagram運用で押さえたい6つのポイント
- 運用の目的を「集客」か「採用」かで決める
- プロフィールにキャッチコピー・強み・予約導線を入れる
- アカウント名に検索されたいキーワードを入れる
- 看板メニューや空間など、お店の情報を網羅して投稿する
- ハイライトにメニューやアクセスなど来店前の情報をまとめる
- アカウントが整ったら、広告や地域のインフルエンサーで認知を広げる
Instagramは、飲食店にとってお客様がお店を判断するためのホームページです。見栄えの良い投稿を増やす前に、お客様が来店したくなる情報を整えることから始めてみてください。
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- Instagramを頑張っているのに集客につながらない
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