飲食店のリピーターを増やす方法|公式LINE・Instagram広告の活用術
「新規のお客様は来るのに、リピーターが増えない」「公式LINEを導入したけれど、何を配信すればいいのか分からない」——こうした悩みを抱えている飲食店オーナー・店長の方も多いのではないでしょうか。
SNSや広告で新規のお客様を集めることはもちろん大切です。ただ、売上を安定させるには、一度来店したお客様に「また行きたい」と思ってもらうことも欠かせません。
この記事では、飲食店の集客を支援している株式会社MeRISEの古市が、公式LINE・Instagram広告・ショップカードを使ったリピーター対策を、施策ごとに整理して解説します。
この記事で分かること
- リピーター対策の前提となる考え方
- 飲食店で使える主なリピーター施策
- 公式LINEの配信内容・配信頻度・顧客ごとの配信のコツ
- Instagram広告をリピーター対策に使う方法と、LINEとの使い分け
- 施策の前に確認したいリピーター率の考え方
結論:リピーター対策は「お客様に忘れられない仕組み」を作ること
先に結論をお伝えします。リピーター施策に共通する本質は、お客様にお店を思い出してもらうことです。日々たくさんのお店がオープンし、SNSには新しい情報が流れ続けています。何もしなければ、お店はどんどん忘れられていきます。
そのうえで、取り組む順番は次のとおりです。
- 料理・接客・空間など、お店での体験で「また来たい」と思ってもらう
- 自店のリピーター率など、現状のデータを確認する
- 公式LINE・Instagram広告・ショップカードで、お店を思い出してもらう
前提:リピーターを増やす一番の要因は「お店での体験」

リピーターを増やすために最も重要なのは、お店での体験そのものです。いくらLINEを配信しても、いくら広告を出しても、料理や接客、空間に満足してもらえなければ再来店にはつながりません。
- 料理に満足してもらう
- 接客に満足してもらう
- 店内の空間を楽しんでもらう
- 「また来たい」と思ってもらう
こうした体験があったうえで、Web上の施策を使ってお店を思い出してもらう。この順番が非常に重要です。
飲食店で使える主なリピーター施策
飲食店の集客施策はInstagram、広告、Googleマップなどさまざまありますが、「一度来店したお客様に、もう一度来てもらう」という目的に絞ると、使える施策はそれほど多くありません。
| 施策 | 主な役割 |
|---|---|
| 公式LINE | 友だち登録したお客様に直接情報を届ける。最も直接的に活用しやすい |
| Instagram広告 | 一度お店に興味を持った人に、もう一度思い出してもらう |
| DMやメール | お客様に直接情報を届ける |
| ポイントカード・ショップカード | 来店回数に応じた特典で、再来店のきっかけを作る |
ここからは、特に活用しやすい公式LINE、Instagram広告、ショップカードについて詳しく見ていきます。
公式LINEの活用法

大切なのは「友だち登録の後」
来店時に「こちらのQRコードからLINE登録をお願いします」と案内しているお店は多いと思います。ただ、LINEを導入しただけではリピーターは増えません。登録してもらったお客様に、適切なタイミングで情報を届ける必要があります。
配信する内容の例
- 新メニューのお知らせ
- 新しいコースの紹介
- 季節限定メニュー
- キャンペーン情報
- クーポン
- 店舗からのお知らせ
一度来店したお客様が「そういえば、あのお店にまた行きたいな」と思い出してくれることが、再来店のきっかけになります。
配信頻度は「多すぎず、少なすぎず」
配信すればするほど良いわけではありません。毎日のようにメッセージを送ると「通知が多い」と思われ、ブロックされる可能性もあります。一方で、まったく配信しなければ、お店の存在を忘れられてしまいます。
| 配信の状態 | 起こりやすいこと |
|---|---|
| 配信しすぎ | 「少しうっとうしい」と思われ、ブロックされる可能性がある |
| 配信しなさすぎ | お店の存在を忘れられてしまう |
| 月1回程度、内容のある配信 | 新メニューやキャンペーンなどで、お店を思い出してもらえる |
目的は売り込み続けることではなく、忘れられないことです。
さらに効果を高める「顧客ごとの配信」
より本格的にLINEを活用するなら、お客様ごとに配信内容を変える方法もあります。
- 焼肉を注文した人に、新しい肉メニューを配信する
- 女性限定メニューを利用した人に、新メニューを配信する
- 過去にコースを利用した人に、新コースを配信する
- 一定期間来店していない人に、クーポンを配信する
過去の利用状況に合わせて情報を届けることで、来店につながりやすい配信ができます。ただし、LINEとモバイルオーダーなどのシステムを連携させる必要がある場合もあります。本格的に取り組むなら、顧客データを蓄積できる仕組みづくりも重要です。
Instagram広告をリピーター対策に使う方法

Instagram広告は新規のお客様を集めるためのものと思われがちですが、既存のお客様や、一度お店に興味を持った人に向けて配信することもできます。
配信できる相手の例
- お店のInstagramをフォローしている人
- お店のプロフィールを見た人
- 投稿に反応した人
- 過去に動画を見た人
たとえば、一度Instagramで見たお店をしばらく忘れていても、数週間後にそのお店の新メニューが広告で表示されれば、「そういえば、ここに行ってみたかった」と思い出すことがあります。新しいお客様を探すだけでなく、すでに興味を持っている人にもう一度情報を届けることも、Instagram広告の有効な使い方です。
公式LINEとInstagram広告の使い分け
| 比較項目 | 公式LINE | Instagram広告 |
|---|---|---|
| 届けられる相手 | 友だち登録している人に直接届けられる | フォロワー以外にも配信でき、プロフィール訪問者なども狙える |
| 強み | 既存のお客様との関係性が強い。クーポンやショップカードと相性が良い | 視覚的に新メニューを訴求できる。一度興味を持った人に再アプローチできる |
| 役割のイメージ | 来店後のお客様を直接つなぎとめる | 興味を持った人に、もう一度思い出してもらう |
ショップカード・ポイントカードもLINEで一元化できる

リピーター施策は、Web上だけで完結するものではありません。ポイントカードやショップカードは、昔からある非常に有効な施策です。現在は、LINE公式アカウントのショップカード機能を使うこともできます。
特典の設計例
- 〇回の来店で特典
- 一定ポイントでクーポン
- 誕生日特典
- 来店回数に応じたランク制度
LINEと一元化すれば、お客様は紙のポイントカードを持ち歩く必要がなく、LINE上でポイントを管理できます。お客様にとって使いやすく、再来店のきっかけも作りやすくなります。
施策の前に、自店のリピーター率を確認する

リピーターを増やそうと考える前に、まず自分のお店にどれくらいリピーターがいるのかを確認しましょう。実際のリピーター率を把握しないまま施策を始めると、優先順位を間違えてしまう可能性があります。
確認したいデータのチェックリスト
- リピーター率は何%か
- 新規とリピーターの割合
- どのくらいの期間で再来店しているか
- どのメニューを利用した人が再来店しているか
リピーター率は高ければ良いとは限らない
新規のお客様がほとんど来ず、常連のお客様だけで売上を作っているお店は、リピーター率が高くなるかもしれません。しかし、新規のお客様が入ってこなければ、長期的な成長は難しくなります。反対に、新規のお客様を積極的に獲得しているお店であれば、一定の割合でリピーターが生まれていれば問題ない場合もあります。
大切なのは、データを確認したうえで「本当にリピーター施策が必要なのか」を考え、自店の状況に合った目標を設定することです。
よくある質問
Q. 公式LINEはどのくらいの頻度で配信すればいいですか?
月1回程度を目安に、新メニューやキャンペーンなど内容のある情報を届けるのがおすすめです。毎日のように送るとブロックされる可能性があり、まったく送らないとお店の存在を忘れられてしまうため、多すぎず少なすぎないバランスが大切です。
Q. Instagram広告は新規集客にしか使えないのでは?
Instagram広告は、お店のInstagramをフォローしている人、プロフィールを見た人、投稿に反応した人、過去に動画を見た人など、一度お店に興味を持った人に向けて配信することもできます。新メニューの広告で「そういえば行ってみたかった」と思い出してもらう使い方ができます。
Q. リピーター率は高ければ高いほど良いのですか?
高ければ良いとは限りません。常連のお客様だけで売上を作っているお店はリピーター率が高くなりやすい一方で、新規のお客様が入らなければ長期的な成長は難しくなります。データを確認したうえで、自店の状況に合った目標を設定しましょう。
まとめ:飲食店のリピーター対策で押さえたい7つのポイント
- リピーター対策の大前提は、料理・接客・空間などお店での体験
- 公式LINEはリピーター施策の基本。登録してもらった後の配信が重要
- LINEは月1回程度を目安に、新メニューやキャンペーンなど内容のある配信をする
- 顧客データを活用すれば、お客様ごとに配信内容を変えて精度を高められる
- Instagram広告で、一度お店に興味を持った人に再アプローチできる
- ショップカードやポイントカードは、LINEと一元化すると使いやすい
- 施策の前に自店のリピーター率を把握し、状況に合った目標を設定する
一度来店したお客様にもう一度来てもらうことは、新規のお客様をゼロから集めるよりも効率的な場合があります。来店後に何もせず終わらせず、お店での体験を最大化したうえで、Webを使ってもう一度思い出してもらう。この流れを作ることが、飲食店の安定した集客につながります。
リピーター対策・公式LINE活用のご相談はMeRISEへ
次のようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。
- 新規のお客様は来るが、リピーターが増えない
- 公式LINEで何を、どのくらい配信すればいいか分からない
- Instagram広告を既存のお客様にも活用したい
- 自店のリピーター率や顧客データをどう活かせばいいか知りたい
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