焼肉店の集客方法|Google・SNS・ポータルの優先順位と価格帯別の戦略
焼肉店は調理工程が比較的少なく参入しやすい一方で、続かずに撤退してしまうお店も少なくありません。「集客は何から手をつければいいのか」「Googleやインスタはやっているけれど次の一手が分からない」という焼肉店のオーナー・店長の方も多いのではないでしょうか。
撤退してしまうお店に共通しやすいのは、やるべき基本を押さえきれていないことです。この記事では、飲食店専門マーケターの株式会社MeRISE 古市が、焼肉店の集客で押さえるべき施策とその優先順位を整理して解説します。
この記事で分かること
- 焼肉店の集客で必ずやるべき3つの施策
- Googleマップ(MEO)で整えるべき情報
- 焼肉とSNSの相性が良い理由と、伸びやすい発信の型
- 食べログ・ホットペッパー・ぐるなびの活用ポイント
- 一般店と高級店での集客の優先順位の違い
結論:焼肉店の集客は「Google・SNS・ポータル」の3本柱
焼肉店の集客に特別な近道はありません。まずは飲食店として押さえるべき基本を、すべて押さえることが土台です。そのうえで、焼肉という業態の強みを活かしていきます。
| 施策 | 目的 | 焼肉店でのポイント |
|---|---|---|
| Google(MEO) | お店の情報を正しく、充実させて見せる | メニュー写真・コース内容を「第2のメニュー」として整える |
| SNS | 美味しそうな絵で認知を広げる | シズル感・仕込み・肉へのこだわりを発信 |
| ポータルサイト | 予約の入り口をつくる | 三大媒体を押さえ、冠名欄にキーワードを入れる |
施策1:最初にGoogleの店舗情報を整える

1番最初に手をつけるべきなのは、お店の情報を整えることです。特にGoogleの対策は、エリアや価格帯を問わずほぼ必須だと考えてください。MEO対策(Googleマップでの表示を強化する対策)と同じ要領で、Google上の情報を充実させます。
Googleで整えるべき項目チェックリスト
- 店舗情報(営業時間・住所など)が正しく整っているか
- 最新情報を投稿し、お店の情報を更新しているか
- メニューの写真をしっかり載せているか
- コースの内容を載せているか
メニュー写真やコース内容は、意外とおろそかになりがちです。Googleを「第2のメニュー」として使うくらいの意識で整えましょう。
Googleの情報整備はすでにやっているお店も多い基本施策ですが、だからこそ抜けがあると差がつきます。順番は前後しても構いませんが、まずはここを固めてから次の施策に進むのがおすすめです。
施策2:焼肉と相性抜群のSNSを本気で運用する

Googleの次に取り組みたいのがSNSです。焼肉はSNSとの相性が非常に良い業態です。
焼肉がSNSに向いている3つの理由
- ターゲットが広い:一般的な居酒屋業態より検索ボリュームが多く、お酒を飲まない人も取り込める
- 絵になる:炎が上がり、脂が滴るシズル感のある瞬間をきれいに切り取りやすい
- お客さんが撮っても映える:撮影技術がなくてもテーブルを映すだけで美味しそうに見え、口コミ写真も魅力的になりやすい
伸びやすい発信は「仕込み×肉へのこだわり」
大衆店で「看板になるほど見栄えのする肉がない」という場合でも、発信のネタはあります。おすすめは、仕込みの様子とお店のこだわりを語るショート動画です。
- キッチンでお肉をさばく・磨く様子
- 長いタンをまるごと下処理する様子
- 大きなレバーを仕込んでいく様子
- なぜこの肉を仕入れ、なぜこの切り方をするのかという解説
「お肉屋さんでなければ話せない」レベルまで踏み込んだストーリーを乗せるフォーマットは、実際に伸びているお店が多くあります。焼肉は本質的に「切った肉を提供する」料理で見た目の差別化が難しいため、オーナーさん自身が語るパッケージにすることで伸びやすくなります。
撮影は「仕込みのついで」でOK
仕込みの様子を撮る方法なら、撮影のために別の時間を確保する必要がありません。週1回の仕込みのタイミングで数本分をまとめて撮りためる、というワークフローにすると無理なく続けられます。
施策3:ポータルサイトは三大媒体を押さえる

食べログ・ホットペッパー・ぐるなびの、いわゆる三大媒体は焼肉店なら必ずやっておきたいところです。焼肉はふらっと入るよりも予約して行くことが多い、目的来店型の業態です。当日予約も含め、予約の入り口となるポータルサイトの充実は欠かせません。
店名にキーワードを入れず「冠名」を活用する
グルメサイトで、店名の前後に「個室」「食べ放題」などの言葉が並んでいるお店を見かけることがあります。これは店名そのものに入れるのではなく、各媒体にある「冠名」の欄(お店の特色を付け加えて表示できる欄)を使うのが正解です。
- 店名は各媒体で統一する
- 冠名の欄には「個室」「食べ放題」「飲み放題」など、探してほしい検索キーワードを入れる
- 書ける欄はすべて埋めておく
以前は店名にキーワードを詰め込むやり方が流行った時期もありましたが、今は冠名の欄をきちんと使うやり方がおすすめです。
一般店と高級店で変わる集客の優先順位

焼肉店は、1人あたり5,000円前後の一般店と、1人あたり1万円を超える高級店とで、客層も集客の優先順位も変わります。大まかな手法は同じでも、力を入れる場所が異なります。
| 項目 | 一般店(1人5,000円前後) | 高級店(1人1万円超) |
|---|---|---|
| ポータルサイト | 三大媒体を満遍なく | まず一休から。食べログ・ホットペッパー・ぐるなびは状況に応じて検討 |
| SNS | インスタを中心に仕込み・シズル感を発信 | インフルエンサーの質を変える、Facebookなど年齢層高めに届く媒体も検討 |
| 広告 | 状況に応じて活用 | Google広告で収入の高い層に向けて配信 |
なお、会員制のようなクローズドな形で始まる本格的な高級店は、あえて情報発信をしないこともあり、一般的な集客手法とは仕組みが異なります。
立地による違いも考慮する
- 路面店:フリーや飛び込みのお客さんをどれだけ取るかがポイント
- 空中階(ビルの2階以上):家賃を抑えた分を広告費に回す考え方もある
いずれの場合も、大きな方向性は「Google・SNSを頑張り、ポータルサイトもやる」で共通しています。
オープン時と既存店で「着手の順番」は変わる

集客施策の優先順位は、お店のフェーズによっても変わります。オープン時にどの順番で着手するか、オープンから数年経って次の一手を打つときに何をするかで、最適な答えは異なります。インスタ広告を始める、写真を撮り直すなど、打ち手はお店の状況に合わせて選ぶことが大切です。
焼肉店の集客 自己チェックリスト
ここまでの内容を、すぐに確認できるチェックリストにまとめました。できていない項目から順に取り組んでみてください。
- Googleの店舗情報は正しく、最新の状態になっている
- Googleにメニュー写真とコース内容を載せている
- Googleで最新情報の投稿を続けている
- SNSで焼いている瞬間のシズル感が伝わる写真・動画を出している
- 仕込みの様子や肉へのこだわりを語る動画を発信している
- 撮影を仕込みの流れに組み込み、まとめて撮りためている
- 食べログ・ホットペッパー・ぐるなびに掲載している
- 店名は各媒体で統一し、冠名の欄にキーワードを入れている
- 自店の価格帯・立地に合わせて施策の優先順位を決めている
よくある質問
Q. Googleの対策は、どのエリアでも必要ですか?
A. はい。エリアや価格帯を問わず、ほぼ必須と考えてください。お店の情報を整えることは集客の最初の一歩です。特にメニュー写真やコース内容は抜けやすいので、優先して整えましょう。
Q. 大衆店で、看板になるような見栄えのいい肉がありません。SNSは何を発信すればいいですか?
A. 仕込みの様子と、肉へのこだわりを語る動画がおすすめです。なぜこの肉を仕入れているのか、なぜこの切り方なのかといったストーリーは、お店の人にしか語れない強いコンテンツになります。お客さんが撮った写真も焼肉はきれいに映りやすいので、口コミ投稿も強みになります。
Q. 店名に「個室」や「食べ放題」を入れた方が検索に強くなりますか?
A. 店名そのものに入れるのはおすすめしません。店名は各媒体で統一し、キーワードは各媒体の冠名の欄に入れるのが今のやり方です。
Q. 高級店でも三大媒体は全部やるべきですか?
A. 高級店の場合は、まず一休への掲載から始め、そのうえで食べログ・ホットペッパー・ぐるなびをどうするかを検討する順番も考えられます。客層に合わせて優先順位を変えることがポイントです。
まとめ
- 焼肉店の集客は、Google・SNS・ポータルの基本をすべて押さえることが土台
- Googleはメニュー写真・コース内容まで「第2のメニュー」として整える
- SNSは仕込みの様子と肉へのこだわりを語る発信が伸びやすい
- 食べログ・ホットペッパー・ぐるなびの三大媒体を押さえ、冠名欄を活用する
- 一般店と高級店、立地、お店のフェーズで優先順位を変える
焼肉店の集客のご相談はMeRISEへ
次のようなお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。お店のエリアや価格帯、フェーズに合わせてご提案します。
- 焼肉店の集客を何から始めればいいか迷っている
- Googleマップやグルメサイトの掲載情報を見直したい
- 仕込み動画などのSNS発信を始めたい
- 高級店に合った集客方法を知りたい
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